2018-07-27から1日間の記事一覧

私的言語論を平明に読むために2

1.前回触れたように、これまで「私的言語論」に関する議論の中心となってきたのは『探究Ⅰ』258節の「感覚日記」であった。 次のような場合を想像してみよう。私は、ある一定の感覚が繰り返し起こることについて日記をつけたいと思う。この目的のために、私は…